健康・医療
ブース番号H-084
- 大学等シーズ展示
- プロトタイプ(研究室)
- 技術移転
- 共同研究開発
梅毒トレポネーマ培養成功、診断洗練やワクチン開発へ
In vitro culture of Treponema pallidum has been successfully achieved. This success is expected to lead to the refinement of diagnostic methods and the development of vaccines.
キーワード:
- #梅毒トレポネーマ
- #試験管内培養
- #弾性線維
- #エラスチン
- #免疫組織化学
- #PCR
- #動物感染実験
東京女子医科大学 医学部 病理学
教授倉田 厚
Tokyo Women's Medical University
ProfessorAtsushi Kurata
共同研究者
- 東京女子医科大学 医学部 助教 有益 優
技術概要
近年、世界的に再流行している梅毒の病原体であるトレポネーマ・パリダム(TP)の試験管内培養には、特殊な培地やウサギ細胞、低酸素環境が必要で、汎用的な培養法は未だ存在しません。私たちは、梅毒で侵されるヒト組織が共通して弾性線維を含む点に着目し、TPと弾性線維またはその主成分であるエラスチンとの共培養を試みました。その結果、通常の培地と空気条件で112日以上ものTPの培養に成功し、その移動能の維持も確認しました。免疫染色、PCR、電子顕微鏡でTPを同定し、ウサギへの接種でも病変形成を認めました。
想定される活用事例
現在、患者の複数の血中抗体の組合せで不確実な診断しかできない梅毒について、病変部から採取した液体をエラスチンコート皿上で培養することで抗原を直接見出す等の確実な診断法の開発が期待できます。また、試験管内培養が可能であるため、培養物を人工的に不活性化したものの抽出物を用いたワクチン開発も期待できます。(例:ポリオは1949年に試験管内培養に成功し、それを元に1954年にワクチン開発に成功しました)
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特許情報
- 出願ステージ
- 公開中
- 名称
- 梅毒トレポネーマの試験管内培養法
- 特許権者または出願人
- 学校法人東京女子医科大学
- 発明者
- 倉田厚、加藤陽一郎、有益優
- 基礎出願番号
- PCT/JP2025/042562
- 基礎出願年月日(西暦)
- 2025年12月5日
企業へのメッセージ
近年、世界的に患者数が増加している梅毒の診断は、複数の抗体の組合せで行うため時に難渋する。また、梅毒菌は試験管内で簡便には培養できないため、ワクチンが無い。本発明の試験管内での簡便な梅毒菌培養法により、患者病巣由来抗原で診断する方法、またワクチンを共同開発して、社会貢献したい。
お問い合わせ先
研究推進センター
E-mail: chizai.bm@twmu.ac.jp














