大学発ベンチャー企業2026最終ノミネート企業

各賞は8月27日(木)大学見本市内で開催の表彰式で発表!

公式サイト

「大学発ベンチャー表彰 ~Award for Academic Startups~」は、今年で13年目を迎えました。
大学等(注)の成果を活用して起業したベンチャーのうち、今後の活躍が期待される優れた大学発ベンチャーを表彰するとともに、特にその成長に寄与した大学や企業等を表彰します。
本表彰は、大学等における研究開発成果を用いた起業および起業後の挑戦的な取り組みや、大学や企業等から大学発ベンチャーへの支援をより一層促進することを目的としています。
また、経営者が40歳未満かつ設立後3年以内の企業のうち、今後の大きな活躍が期待できる大学発ベンチャーとその支援者を対象とした「アーリーエッジ賞」を設定し、若手経営者の挑戦を支援しています。

(注)国公私立大学、高等専門学校、公設試験研究機関、国立研究開発法人、大学共同利用機関法人、公益法人等(JSTが認めるもの)を指します。

本年度は令和8年3月19日~4月27日の期間で募集し、41件の応募がありました。外部有識者からなる「大学発ベンチャー表彰2026」選考委員会による応募書類の審査および面接審査を経て、大学発ベンチャー6社とその支援大学・支援企業等を最終ノミネート企業として選定しました。

表彰式は、「大学見本市2026~イノベーションジャパン」内にて執り行います。
最終ノミネート企業の中から、文部科学大臣賞、経済産業大臣賞を始めとする各賞の受賞者を発表します。是非会場にお越しください。

表彰式参加申し込みは8月7日から受付

※大学発ベンチャー表彰2026 表彰式参加には大学見本市への来場登録が必要です。

最終ノミネート企業発表(50音順/敬称略)

迷走神経刺激を活用した低侵襲治療デバイスで、心不全治療に新たな選択肢を提示

アドリアカイム株式会社

http://www.adriakaim.co.jp/

代表取締役 小林 正敏

大学等の支援:国立循環器病研究センター

企業等の支援:株式会社SCREENホールディングス

事業概要

アドリアカイム株式会社は、国立循環器病研究センターで発明された迷走神経刺激技術の社会実装を目指し、オリンパス株式会社からスピンアウトして設立されたスタートアップです。
急性心筋梗塞後の心不全発症を抑制する世界初の治療機器「ARiS(アリス)」を開発し、心不全に対する新たな治療選択肢として、世界標準治療の実現に挑戦しています。

大学等の支援

国立循環器病研究センターは、迷走神経刺激による心筋保護効果を発見し、動物試験を通じて有効性を実証しました。さらに、医師主導治験を実施するなど、本治療機器の実用化に向けた臨床エビデンス構築を推進しています。

企業等の支援

株式会社SCREENホールディングスは、海外論文や臨床試験の調査を通じて、本技術の新規性・有用性の検証を支援しました。また、市場性評価や保険償還戦略の検討を通じ、事業化に向けた成長戦略の構築に貢献しています。

スマートフォン眼科診断技術を通じ、世界の遠隔医療普及に挑戦

株式会社OUI

https://ouiinc.jp/

代表取締役 清水 映輔

大学等の支援:慶應義塾大学

企業等の支援:株式会社リベルワークス

事業概要

株式会社OUIは、スマートフォン装着型眼科医療機器「Smart Eye Camera(SEC)」とAIを活用し、遠隔眼科診療を実現を目指すスタートアップです。医療過疎地域や企業、高齢者施設などへ眼科医療を届け、日本国内外60か国以上で実証・展開を進めています。
眼科医療へのアクセス格差を解消し、失明予防と早期診断の実現を目指しています。

大学等の支援

慶應義塾大学医学部で培われた眼科臨床の知見を基盤として、主力製品「Smart Eye Camera」が開発されました。

企業等の支援

株式会社リベルワークスは、OEMパートナー企業として研究開発段階から製品を実事業へつなぐ役割を担ってきました。医療機器開発支援や薬機法対応に関する専門性を活かし、各種登録・制度対応を推進することで、事業拡大に貢献しています。

代理親魚技法により、持続可能な次世代養殖を切り拓く

株式会社さかなドリーム

https://sakana-dream.com/

代表取締役CEO 細谷 俊一郎

大学等の支援:東京海洋大学

事業概要

株式会社さかなドリームは、東京海洋大学の技術を基盤に、従来の天然魚の代替にとどまらない高付加価値ブランド魚の創出に取り組むスタートアップです。
幻のアジとも称されるカイワリを用いた新規養殖魚「夢あじ」を起点に、複数魚種の研究開発から生産・販売までを一気通貫で展開し、持続可能な水産業と新たな食文化の創出を目指しています。

大学等の支援

東京海洋大学から、大学発ベンチャー認定をはじめ、関連特許のライセンス、共同研究や技術指導、オープンラボの利用支援、新卒説明会や広報活動など、創業時から継続的な支援を受けています。

ヒューマノイド技術を活用したパワード義足で、新たな身体拡張を創出

BionicM株式会社

https://bionicm.com/

代表取締役 孫 小軍

大学等の支援:東京大学

企業等の支援:株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ

事業概要

BionicM株式会社は、東京大学のヒューマノイド・生体工学技術を基盤に、下肢切断者向けパワード義足「Bio Leg®」を開発・販売するスタートアップです。
独自の歩行意図リアルタイム検知技術を強みに、米FDA医療機器登録およびPDAC保険収載をアジア企業として初めて実現し、販売を開始しました。
「Powering Mobility for All」を掲げ、ヒューマノイド技術を活用したパワード義足で、新たな身体拡張の創出に挑戦しています。

大学等の支援

東京大学情報システム工学研究室の最先端知財を源流とし、JSTやNEDOの支援を通じて技術を磨き上げてきました。また、東京大学のインキュベーション施設を活用した研究開発体制を構築し、アカデミアの知見を製品開発へと昇華させる支援を受けています。

企業等の支援

株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズは、創業前から伴走し、出資や資金調達ラウンドの組成を主導してきました。
さらに、事業拡大やガバナンス強化に必要な知見や体制整備を支援し、グローバル市場で戦える企業への成長を後押ししています。

下肢切断者向けのパワード義足「Bio Leg®」

救急医療向けAI画像解析システムにより、「防ぎ得た死」のない社会を目指す

株式会社fcuro

https://fcuro.com/

代表取締役CEO 岡田 直己

大学等の支援:大阪府立病院機構大阪急性期・総合医療センター

事業概要

「Eliminating preventable death by using technology(技術の力で救命を)」をミッションに掲げる株式会社fcuroは、救急医療の最前線に立つ現役救急医と、最先端AIに精通したエンジニアが協働するスタートアップです。
現場起点の技術で救命医療を支援すべく、救命特化型画像診断AI「ERATS」や、医療に特化した独自言語モデルの研究開発に取り組んでいます。

大学等の支援

代表・岡田氏が、大阪急性期・総合医療センターの救急医として培ってきた経験が、救命特化型画像診断AI開発の出発点となりました。
現在も共同開発パートナーとして、臨床研究を統括する代表機関の役割を担い、実証実験や臨床効果の検証を通じて開発を支援しています。

DAC技術によるCO₂直接回収システムで、グローバルな脱炭素化に貢献

Planet Savers株式会社

https://planetsavers.earth/

代表取締役CEO 池上 京

大学等の支援:東京大学

企業等の支援:東京大学FoundX

事業概要

Planet Savers株式会社は、大気中から直接CO₂を回収する「Direct Air Capture(DAC)」システムの研究開発および商用化に取り組む東京大学発スタートアップです。
独自のゼオライト吸着材合成技術とCO₂回収プロセスにより、従来方式と比較して低エネルギー・低コストでのCO₂回収を目指しています。
現在は試作機による国内実証を進めており、今後はスケールアップ機の開発や国内外事業会社への導入・展開を進めることで、大気中CO₂回収分野におけるグローバル事業構築を目指しています。

大学等の支援

東京大学大久保・脇原研究室は、長年にわたりCO₂吸着材となるゼオライトの研究を行い、世界トップクラスの合成技術を開発してきました。本事業は、同研究室の数十年にわたる研究知見を活かして立ち上げられたものであり、現在も共同研究を通じてDAC技術の研究開発を推進しています。

企業等の支援

東京大学FoundXは、創業前から事業化支援を行い、投資家や顧客候補の紹介、法務・知財・経理等のバックオフィス支援、オフィス提供、東大関連スタートアップとのネットワーク形成、政府との意見交換機会の提供など、事業立ち上げに必要なサポートを幅広く提供しています。