カーボンニュートラル・環境
ブース番号C-072
- 大学等シーズ展示
- シーズの形成
- 技術移転
- 共同研究開発
赤色を呈する粘土−香料複合材料
A clay-fragrance compound with red color
キーワード:
- #粘土
- #香料
- #顔料
- #化粧品
- #トイレタリー
秋田大学 大学院理工学研究科 物質科学専攻
講師齊藤 寛治
Akita University
LecturerKanji Saito
技術概要
粘土鉱物(モンモリロナイト)と香料化合物の一種バニリンを乳鉢で混ぜる手法によりバニリン分子を粘土構造内のナノ空間に導入することに成功しました。この手法は界面活性剤で表面を疏水化した粘土に有機溶媒中でバニリンを導入する従来手法と比較し簡便さと環境負荷の小ささで特徴付けられます。加えて、得られた層間化合物は明瞭な赤色を呈し、低コストかつ環境に優しい顔料としての用途を示唆しました。典型元素のみからなる粘土と無色有機物の複合化による着色は出展研究者が知る限り前例がなく、興味深いと考えています。
想定される活用事例
本材料は水に分散すると速やかに香料を放出することからコスメティクスやトイレタリーの分野に応用できる可能性があります。他方、溶媒を必要としない樹脂着色剤への応用も想定されます。国内無機顔料市場(2024年時点で約13億USD)において25〜30%を占め、今後も年平均数%の割合で成長を続けると見込まれているプラスチック向け顔料市場における本材料の展開は興味深いと考えています。
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特許情報
- 出願ステージ
- 出願中(公開前)
- 名称
- バニリン導入スメクタイト族粘土鉱物
- 特許権者または出願人
- 国立大学法人秋田大学
- 発明者
- 齊藤寛治、竹山麗、小笠原正剛、加藤純雄
- 基礎出願番号
- 特願2025-142754
- 基礎出願年月日(西暦)
- 2025年8月28日
企業へのメッセージ
本発明で得られたナノコンポジットは色に特徴があり、顔料としての応用可能性が考えられます。また、導入した香料が水中で溶出するためにコスメティクス分野への応用も期待されます。溶媒を必要としない本複合化手法は工業化に向いています。用途の創出に向け、意見交換させていただけますと幸いです。
お問い合わせ先
未来研究統括機構 イノベーションオフィス
E-mail: chizai@jimu.akita-u.ac.jp














